2017年10月27日

口語自由詩の衝撃と「明星」〜晶子・杢太郎・白秋・朔太郎・光太郎

口語自由詩の衝撃と「明星」〜晶子・杢太郎・白秋・朔太郎・光太郎

 100年余り前の明治末期、詩歌の尖鋭たちを擁する「明星」は、文語定型詩から口語自由詩へ移行する詩界の激流に直面しました。日露戦争後の経済格差と閉塞感漂う時代の空気は、隆盛しつつあった自然主義文学の現実暴露に表現の真実を見出し、美的で自己肯定的な浪漫主義や言語美に詩情を託す象徴主義を過去のものへと追いやろうとしたのです。
 口語自由詩は、時代に適った表現なのか。素材やテーマはどう追求されるべきなのか。「明星」の詩歌人たちはその変革にどう立ち向かい、自らの表現を獲得しようとしたのでしょう。言葉と韻律をめぐるこの詩歌のドラマを、現代短歌まで視野に入れて考察します。
 坂井修一さんがシンポジウムに登壇されますので、ぜひご参加ください。多くの皆さまのご参加を期待致します。

●日時● 2017年11月26(日) 13時40分〜16時40分(13時15分 開場)
●場所● 日比谷コンベンションホール 
    (千代田区日比谷公園1番4号【旧・都立日比谷図書館B1】 電話03−3502−3340  
    東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」B2・C3出口より徒歩約5分 ) 
●会費● 2,000円(資料代含む) 学生1,000円(学生証提示)
●定員● 先着200人
●内容●
T 13:40 開会挨拶
U 13:45 〜14:45 
【第1部】 講演「『みだれ髪』を超えて〜晶子と口語自由詩 女性・子供・社会」
      松平盟子(歌人)
V 14:45 〜15:00  ー休憩ー
W 15:00 〜16:40 
【第2部】 シンポジウム 「口語自由詩に直撃! 彼らは詩歌の激流にどう漕ぎ出したか」
  坂井修一(歌人):木下杢太郎
  細川光洋(静岡県立大学教授):北原白秋 
  前田宏(歌人):萩原朔太郎
  松平盟子 :高村光太郎
X 16:40 閉会挨拶 平出 洸(明星研究会世話人)
                            総合司会:横山裕子

●申し込み● 以下の3つから1つ選び「明星研究会」事務局宛てでお願い致します。
氏名・郵便番号・住所・電話番号を記入して下さい。当日の直接参加も可。
 はがき:〒359-1143 所沢市宮本町1−9−27 横山方
 メール:apply@myojo-k.net   /  ファクス:0463-84-5313 古谷円方
●懇親会● 会場・会費は当日お知らせいたします。
   
<主催> 明星研究会 http://www.myojo-k.net/   
<協力> 与謝野晶子倶楽部 伊東市立木下杢太郎記念館 
<後援> 落合直文顕彰会 軽井沢美術文化学院 国際啄木学会 日本現代詩歌文学館
posted by かりんの広場 at 22:20| イベント